代表選手が着ると、とにかく格好いい
――日本代表の試合結果や活躍度合いは、市販のユニフォームの売上に影響しますか?
傾向としては、やはり日本代表が注目されればされるほど、販売にも好影響を与える印象です。ただ、その要因は試合結果だけでなく、日本代表メンバー発表のタイミングなど、世間の皆様が注目するタイミングで売れていく、というのはありますね。
――先日のドイツ遠征のアメリカ戦(キリンチャレンジ杯 2022年9月23日)が、新ユニフォームにとっての初陣になったかと思います。地上波での放送、内容的にも完勝ということで、売上にも好影響を及ぼしましたか?
その影響は多少あったかと思います。新ユニフォーム発表のタイミングで知った方もたくさんいらっしゃったとは思うのですが、そこまで追っていただける方はきっとすごくコアなファンの方ですよね。なので、テレビを付けてアメリカ戦を観た時に「あ、新ユニフォームなんだ」と気付かれた方は多いのかもしれないです。
ただ、実際に代表選手がユニフォームを着ると「とにかく格好いい」ので、試合結果よりも何よりも、その魅力の影響が大きいのではないか、と個人的には思いますね。実は私も選手のみなさんに新ユニフォームを直接説明する機会をいただいたのですが、代表選手が実際に袖を通す姿を間近で見ることができて、本当に感動しました。
(※上記の様子を、JFAのYouTubeチャンネル『JFATV』の「Team Cam 新ユニフォーム特別編|SAMURAI BLUE ver.」で観ることができる)
――ドイツ遠征の2戦目、エクアドル戦(キリンチャレンジ杯 2022年9月27日)では、アウェイユニフォームをベースにデザインされたアンセムジャケットを着用されましたね。
アウェイユニフォームを着る機会があまり多くないのかな、という予想が元々あったので、試合前のアンセムジャケットではあるものの、着ていただけたのは、ありがたい機会だったと感じています。
――カタールW杯のグループリーグの対戦相手のユニフォームカラーを考えると、もしかしたら日本代表は全部の試合でホームユニフォームを着ることになるのでしょうか?
レフェリーチェック(審判による試合前の確認)も入りますので、変更の可能性もゼロではないですが、今回のW杯グループリーグの3戦では、全てホームユニフォームを着用する可能性が高いです。