新業態! 「ジハン・キホーテSHIBUYA店」の狙いとは?
今年2月20日にオープンした「ジハン・キホーテSHIBUYA店」は、ドン・キホーテが手がける体験型アミューズメント空間だ。
店内には、日本らしいアイテムやユニークなお土産、ここでしか体験できない限定商品や食べ物などを販売する13種類の自動販売機が並ぶ。
ドン・キホーテはすでに「MEGAドンキ渋谷本店」と「MEGAドンキ渋谷別館」という2店舗を渋谷に展開しているが、今回なぜ、さらに新たな業態を展開したのだろうか。
「どちらの店舗も訪日外国人観光客のお客様に大変好評をいただいており、いまだに高い来店数を維持しています。今回の出店は、そのような訪日外国人観光客のお客様の購買意欲をさらに刺激することを目的としています。
海外では自販機そのものが珍しい存在ですので、日本ならではの“自販機体験”を提供し、新たなインバウンド需要を開拓できないかと考えたところが今回の企画の出発点です。
過去に別店舗に設置したプロテイン自販機が話題になったこともありましたが、今回は訪日外国人向けの商品ラインナップを優先したため、プロテインの取り扱いは見送りました」(PPIH新規業態担当・佐藤大祐氏)
だが、オープンから1ヶ月が経過した現在、当初の想定とは異なり、Z世代の日本人女性の来店が目立つという。メインターゲットは訪日外国人だったものの、実際の客層は日本人と訪日外国人でほぼ半々の割合になっているそうだ。
ジハン・キホーテSHIBUYA店で現在取り扱う商品は約100種類。その中でも特に注目されているのが、訪日外国人から絶大な支持を集める「一蘭ラーメン」のカップラーメン自販機だ。
トッピングを自由にカスタマイズでき、イートインスペースもあるためその場で食べることもできる点が話題を呼んでいる。さらに、日本土産として定番の「キットカット」も販売されている。
しかし、実際の売上データを分析すると、意外な商品が人気を集めていることが判明したそう。
「ここ1ヶ月のデータから判明したのは、実店舗で売れている商品をそのまま自販機に導入しても、必ずしも“ウケる”とは限らないということでした。
実は、訪日外国人に人気の『一蘭ラーメン』や『キットカット』よりも、『生搾りオレンジジュース』や『ハローキティの袋詰めポップコーン』のほうが、売上は好調なんです。
特に『ハローキティの袋詰めポップコーン』は、サンリオキャラクターの海外人気とZ世代女性のキャラクター需要が相乗効果を生み、想定以上の売れ行きを記録しています」
ドン・キホーテの通常店舗では、匂いにつられてつい購入する“焼き芋”が人気商品となっているが、エンタメ要素のある商品が支持される傾向は、ジハン・キホーテでも共通しているようだ。