長谷部から見た森保ジャパンの強みは!?
「少し前からお誘いをいただいていたんですけど、チームの予定もあったので、直前に決まりました。どんな形であれ、こうしてまた日本代表に来れて、みんなが気持ちよく受け入れてくれたので、非常にありがたいです。自分自身にとっても、多くのことを学んだ3日間でした。すごく自分のためになりました。そっちの方が強いくらいです」
デュッセルドルフで張られていた日本代表の合宿に長谷部誠が参加したことは、9月23日のアメリカ戦の前日練習で報道陣に周知された。2-0の勝利を収めた試合の翌日の練習で長谷部はメディアに対応し、冒頭のように切り出した。
昨シーズンにアイントラハト・フランクフルトでヨーロッパリーグを制した現在38歳の前日本代表主将は、日本人の現役選手でもっとも豊富な経験を備えているひとりだ。キャンプ中には、「ミーティングではないですけど、何か話して欲しいと言われて、どういうことを話そうかと考えた」と言う。
「聞きたいことがある選手は質問してくれました。僕自身、何かができると思って(ここに)来ているわけではないので。でも、こうして久しぶりに日本代表の中に入って、見られるものはありました。やはり(チームの)中で見られるものは違いました。W杯本番に向けて、すごく期待の持てるチームだと、中から見て思いました」
その理由のひとつを、長谷部はこう挙げている。
「選手も監督もスタッフも、誰もが勝ちたいという気持ちを強く持っていて、どうしたらチームがうまくいくかをよくディスカッションしている」
そして、「多くの選手が欧州でプレーするようになって、彼らが普段からやっていることのレベルの高さも感じました。それは間違いなく、日本代表にとってプラスになっていると思う」と続けた。