「先生はちょっとがっかりです」国語の先生からのコメント
「ごんぎつね」とは、イタズラが好きなキツネ・ごんと、村の青年・兵十に関する物語だ。
ごんはある日、兵十が川で採ったウナギをイタズラ心で盗んでしまう。その後、村で兵十の母親の葬式を行なっているのを見たごんは、兵十が床にふしている母親のために、うなぎを採ろうとしていたに違いないと気づく。
兵十に悪いことをしてしまったと反省したごんは、自分と同じくひとりぼっちになった兵十のために、栗やマツタケを山で拾っては、こっそりと兵十のもとへ運んでいく。
そんなある日、ごんが家の中に侵入しているのを見た兵十は、うなぎを盗られた恨みを思い出し、ごんを火縄銃で撃つ。倒れたごんの近くに栗が落ちているのを見て、栗を運んでくれていたのはごんだったことに気づく。
火縄銃を落とし、がっくりと気落ちする兵十。その筒口からは青いけむりが細く出ていた……という話だ。
多くの人が知っているだろうこの物語について、〈小学校の頃の最低ごんぎつね感想文〉と、約25年前に書いた小学校時代の国語のノートをXに投稿したのは、いかそーめんさん。
いかの小学校の頃の最低ごんぎつね感想文 pic.twitter.com/teUR2mqlDH
— いかそーめん (@ikasohmen) February 20, 2025
いかさんのノートには、最後のシーンのごんの気持ちについて「あやまりたかった。うなぎをとったこと」と書いている一方で、兵十の気持ちについては「ああ、うたなきゃもっとくりをもらえたのかなぁ」と書いている。
この感想文に対して、先生からは赤いペンで「こういうふうに思うかなぁ。もう一度ごんぎつねを読んでください。先生はちょっとがっかりです」と指摘がされていた。
するとこの投稿に対して、先生を批判する声が上がっている。感想文ならどう書こうと問題はなく、どんな答えでも正解になるべきだという意見だ。
〈小学生の国語ぐらい誘導せずに色々な解釈があってもいいと思う〉
〈感想文に正解など無いです、国語嫌いになっちゃう指導の仕方だなぁ〉
〈失礼ながら、先生のほうが凝り固まった、つまらない発想だなと思いました〉
〈まったく問題ない回答だと思いますが。先生の意見と違うからといって、誤答とは限りません〉