〈前代未聞!〉吉村知事も陳謝

「前代未聞の事が起きました!」

3月26日、青山氏はX上で、こんな文面とともに2枚のイラストをアップした。

掲載された未完成のイラスト(『大阪・関西万博 公式ガイドブック』より)
掲載された未完成のイラスト(『大阪・関西万博 公式ガイドブック』より)
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本来掲載される予定だった完成版イラスト(画像/青山さん提供)
本来掲載される予定だった完成版イラスト(画像/青山さん提供)

青山氏は3月19日に発売された「2025年日本国際博覧会 大阪・関西万博公式ガイドブック」掲載用に「未来都市」をイメージしたイラストを描いたが、実際に掲載されたのは完成版ではなく、編集部から「制作途中でレイアウト検討のために必要」と言われ、スマホで撮影して送った未完成版だったことを伝えている。

「こんな事30年描いてきて初めてです!」

と驚いた様子だった。

いったいなぜ、このようなことが起こってしまったのか。協会に問い合わせたところ、

「制作時、青山氏には下書き段階のイラストを写真に撮って送っていただき、それを使用していました。校正の過程で、完成版に差し替えるべきところ、企画制作を担った『JTBパブリッシング』と印刷会社との間でのデータ確認が不十分であり、そのまま発行に至ってしまいました」

と釈明した。

協会とJTBパブリッシングはホームページ上で「イラスト制作者の方にご不快な思いをさせてしまいましたこと、深くお詫び申し上げます」と謝罪。販売中の書籍には訂正文と正誤表を差し込み、重版時と電子書籍版は完成版に差し替えて対応するという。

この一連の問題に関しては、万博協会で副会長を務める大阪府の吉村洋文知事も「お詫びするしかない。作家の方の大切な著作物であり本当に申し訳ない」と陳謝した。

「大阪・関西万博 公式ガイドブック」
「大阪・関西万博 公式ガイドブック」