Uターン後は親戚とも一線を画して生活していた一家

岩瀬浩一郎容疑者は長浜市の出身で、高卒後に大阪に出て家庭を持ち、十数年前に息子の龍彦容疑者らを連れて郷里に戻ってきたようだ。親戚が取材にこう答えた。

「昔から浩一郎さんは知ってますよ。私らは『コウちゃん』って呼んでて本当に温和でおとなしい子だったんですけどね。高校の頃くらいまでは実家にいたと思いますが、その後は大阪に行って奥さんと知り合って結婚して、息子さんも大阪で生まれたって聞いてますよ。

実家にはご両親がいましたけど、お父さんが亡くなって、1人残されたお母さんが畑に出ているのをよく見かけましたよ。それが20年以上前でしたかね、気づいたらコウちゃんが実家に戻ってきて暮らすようになっていました」

長浜警察署 (撮影/集英社オンライン)
長浜警察署 (撮影/集英社オンライン)
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実家は敷地が200坪はあろうかという屋敷だったという。 

「豪邸とまでは言えないかもしれないけど、しばらくしてその実家を売りに出して、今回事件があった家にお母さんと引っ越して行きました。家を売り出す際にはいろんな噂が流れましたよ。奥さんと離婚してお金が必要なんだ、とか。 

いくら親戚でもそんなこと聞くわけにもいきませんが、家を処分してまで近くに引っ越すにはそれなりの事情があったのだと思います。そのお母さんが何年か前に亡くなり、私ら親戚も葬儀には参列せず『あと悔やみ』しか行ってなかったと思います」 

岩瀬容疑者の自宅(撮影/集英社オンライン)
岩瀬容疑者の自宅(撮影/集英社オンライン)

Uターン後は親戚とも一線を引いて生活していたのだろう。しかし温厚な「コウちゃん」と今回の猟奇的な事件を結びつける要素が見当たらないと、この親族はいう。

「何せ近くに岩瀬家のお墓があって、コウちゃんはかなりの頻度でそのお墓参りに行っていました。最近もお墓参りに行く途中に何度も会っていましたから。そんな風に故人を大事に思う人が、冷凍庫に遺体を入れてたってことですよね……。

こんなことは言ってはいけないかもしれませんが、息子さんが何かしてしまって、かばっているんじゃないかな。そんな風に私は思ってしまいます」