初回視聴率は『おむすび』以下だが……
朝ドラ『あんぱん』は、国民的アニメ・マンガ『アンパンマン』を生み出したやなせたかしと、その妻・小松暢(のぶ)の夫婦がドラマのモデル。
生きる意味を失っていた苦悩の日々と、それでも夢を忘れなかった二人の人生。何者でもなかった二人があらゆる荒波を乗り越え、“逆転しない正義”を体現した『アンパンマン』にたどり着くまでが描かれる。
作中では、やなせは柳井嵩(たかし)、暢は朝田のぶという名前で登場し、それぞれの青年~大人時代を俳優の北村匠海、今田美桜が演じる。
第1話では、晩年の嵩とのぶが登場。嵩が『アンパンマン』を描いているところに、のぶが朝ごはんを一緒に食べようと呼びかけに来る。舞台はそこから一気に時が戻って昭和初期、小学校で二人が出会うシーンからストーリーが始まった。
アンパンマンという超キラーコンテンツの誕生物語として大注目を集めている同作は、ドラマの舞台となる地元・高知地区での初回平均世帯視聴率が26.2%(ビデオリサーチ調べ、以下同)と、すさまじい記録を打ち立てた。
一方で、基準となる関東地区の初回視聴率は15.4%(以下、視聴率の数字は関東地区)。前作の『おむすび』が初回16.8%であったため、数字を下げることになった。これだけ見ると、大注目とまでは言えないような気もするが……。
「朝ドラの初回視聴率は、前作の評判に大きく左右されます。『おむすび』の初回がよかったのは、前々作の『虎に翼』が大ヒットしたからであり、『虎に翼』の最終回視聴率は18.7%でした。一方で、『おむすび』の最終回視聴率は12.5%です。
つまり『おむすび』初回は、前作の最終回よりも数字を2ポイント以上下げており、『あんぱん』初回は、前作の最終回より約3ポイント上げています。これだけで、いかに『あんぱん』に対する期待値が高いのかがわかります」(テレビ局関係者、以下同)