候補者乱立の弊害がこの記事でも…

この点に、ちだい氏は特に問題意識を感じているという。

「実は、こうしている今も、この問題は大きな影響を及ぼしています。というのも、僕がこの問題に触れ、コメントをしている時点で、本来はもう少し争点となる部分を掘り下げ、皆さんに解説できたかもしれないのに、候補者が乱立している問題に触れないわけにはいかず、候補者がたくさんいることばかりが報じられ、肝心の政策などが報じられる機会が失われているのです」

第一声をあげる候補者たち(写真/共同通信社)
第一声をあげる候補者たち(写真/共同通信社)
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1400万の人口を抱えるメガロポリスとあって、国政への影響も必至の都知事選。有権者が投票用紙という名の短冊に込めた思いは、七夕の夜にどう表れるのか。

取材・文/久保慎