「結局、誰に投票すればいいの?」
6月20日、東京都知事選挙がついに告示を迎えた。今回は3選をめざす現職・小池百合子知事を含め、56人が立候補する混沌とした情勢になっている。
そんな類稀なる選挙とあって、一部有権者には動揺や困惑も広がっている。いったい、何を判断材料に、誰に投票すればよいのか。選挙ウォッチャーちだい氏に話を聞いた。
ちだい氏はズバリ、「結局、誰に投票すればいいのか?」「迷っている有権者は何を基準にすればいいのか?」について、「投票する基準は“自分に直接的に影響するもの”です」と指摘する。
「『子育てをしているから』ということで子育て政策を見て決めることもできるし、『親の介護をしているから』と介護目線で決めることもできます。このように自分の立場で『どういう風にしてほしいか』という決め方が一点あります。
もう一点は、自分がどう思うかは別として、『東京都の知事にふさわしいかどうか』という視点ですね。自分のことはもちろん、『東京都民にとってどうなのか』という広い視点で選ぶというのも、ひとつの重要な視点だと思います。
こうして“自分のことと他人のこと”を考えれば決めやすいのではないでしょうか」(ちだい氏、以下同)
選挙には“争点”がつきものだが、これについては、「小池知事に対する“YES or NO”の審判が下されるというところが、今回の選挙の一番大きなポイントになると思っています」と言い切る。
「小池知事は2期8年知事をされているので、この8年間の点数をつける・評価をするということにはなると思うんですね。
結局のところ、“今の小池都政に満足しているか”どうか。なんとなく『変えたいなぁ』とか、不満があるのならば、小池氏を除いた55人の候補の中から選ぶことになると思います」