今シーズン、フルイニング出場を継続中

今シーズンの阪神タイガースは、近本光司選手と中野拓夢選手の1番・2番コンビと、4番を打つ大山悠輔選手の3人がチームの中心となり、ここまで戦ってきました。

この3人のうち、誰が欠けても、うまく打線が組めず、得点パターンも見えてきません。それぐらいチームの中では、大きな存在だといえるでしょう。

特に、プロ3年目の中野選手は、チームが115試合を消化した8月27日時点で、フルイニング出場を続けています。

ここまでフルイニング出場を続けている中野
ここまでフルイニング出場を続けている中野
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無理にフルイニング出場を続けることがいいとは思いませんが、12球団を見渡しても、前半戦を終えた時点でフルイニング出場していた選手は、中野選手と、中日ドラゴンズの岡林勇希選手の2人だけです。

これを今年だけではなく、2年、3年と続けていくことで、見えてくることも多いですし、続けないとわからないこともあります。中野選手には、できることなら、シーズン最後まで自分の仕事場を守り続けてほしいと思います。


昨年のオフ、岡田彰布監督は、就任直後から、中野選手を「2番・二塁手」として起用することを明言してきました。
ルーキーイヤーから2年間、遊撃手のレギュラーとして試合に出ていた中野選手は、その話を聞いて、すぐにコンバートを受け入れる気持ちには、なれなかったそうです。

似たような状況を経験したことがある自分には、その気持ちもよくわかります。
ただ、選手の立場からすると、与えられたポジションでやるしかないのも事実です。「なぜ?」という気持ちと折り合いをつけながら、うまく切り替えられたことが、今の成績につながっているのではないでしょうか。