受難続きの大阪・関西万博

開幕まで残り10日となった大阪・関西万博。

現地・大阪に降り立ってみると、駅構内にポスターや吊り広告、コンビニにはグッズ売り場も展開され、街中の至るところに万博公式キャラクター「ミャクミャク」の姿が見受けられたが、盛り上がりはどうもいまひとつのようだ。

駅構内には万博公式キャラクター「ミャクミャク」の広告があった
駅構内には万博公式キャラクター「ミャクミャク」の広告があった

大阪府と大阪市が4年前から毎年行なっている万博来場意向に関するアンケート調査によると、「万博に行こうと思っている」人の割合は、2021年は51.9%だったが、翌22年には41.2%に下がり、昨年12月の最新調査では34.9%にまで落ち込んだ。

万博協会は会期中2820万人の来場を見込み、開幕前の前売り券を1400万枚販売することを目標に据えたが、実際に売れたのは3月5日時点で約800万枚(3月17日の記者会見では1021万枚と発表)にとどまっている。

さらに、当初の予算案より膨れ上がった建設費用や、メタンガス爆発事故、大屋根リングの護岸の浸食被害など会場の安全性を懸念する声は絶えない。さらには万博PRアンバサダーのダウンタウンが活動休止中のため辞退を申し出るなど、不穏な空気が渦巻いている大阪・関西万博。

実際にこの状況を現地の関西人はどう思っているのだろうか。大阪の街を練り歩き、本音を聞いて回った。

大阪・関西万博のバナーが掲げられた大阪・ミナミの心斎橋
大阪・関西万博のバナーが掲げられた大阪・ミナミの心斎橋