定価6700円のチケットが早くも3割引に…

2025年の4月13日から10月13日にかけて、大阪・夢洲にて開催される「2025年日本国際博覧会(略称:大阪・関西万博)」。日本としては、2005年に愛知で開催された「愛・地球博」以来20年ぶり、大阪としては1970年に開催されて以来55年ぶりの開催となる。

開催地の大阪・夢洲(画像/Shutterstock、以下同)
開催地の大阪・夢洲(画像/Shutterstock、以下同)

“いのち輝く未来社会のデザイン”をテーマに行なわれる今回の万博では、自動翻訳や人と共存するロボット、空飛ぶクルマなど、最先端の技術や社会システムが展示される予定。

さらに、ウォータープラザの水上ショーや会場内の施設や通路を用いたプロジェクションマッピング、イベント広場や催事場など大小さまざまなステージで行なう音楽や芸能などの催事、伝統芸能やポップカルチャーなど、本格的なエンターテインメントを楽しめるようにもなっている。

チケットの種類は多数あり、値段はさまざまだが、前売限定チケットでは、開幕日から2025年4月26日まで1回入場可能なチケットが4000円、開幕日から2025年7月18日まで1回入場可能なチケットが5000円、会期中いつでも1回入場可能なチケットが6700円(価格は税込み、大人値段、以下同)。

また、会期中に購入できるチケットは、通常の一日券が7500円、平日券が6000円、夜間券が3700円となっている。

大手フリーマーケットサイトなどで現在販売されているものを見ると、定価6700円のチケットが、1枚当たり4000円~5000円ほどで取引されている。商品の備考欄には「抽選で当選した」などと説明されているが、企業や団体による購入分の転売ではないかと指摘されている。

ちなみに、万博の公式サイトでは「お客様の権利を保護するため、チケットの不正転売を禁止します」「お客様が2025年日本国際博覧会チケット購入・使用規約に規定する範囲・条件に違反してチケットを第三者に譲渡した場合には、当該チケットは無効となります」などと記載されているが、これらが守られていないのが現状だ。