月経ディスクと月経カップの違いは?
膣口から挿入して使用する生理用品には、紙製ナプキンと同様に、ある一定の短時間で交換して使用することが推奨されるタンポンと、比較的長時間経血をキャッチできるシステムの月経カップがある。
特に月経カップは、月経ディスクと同じようにシリコン製で、膣内に留まらせて一定量の経血を溜め続けるものであり、1日の中で交換する回数は1回~2回(経血量や体質など個人による)とされる。また、一つ所持すれば年単位で繰り返し使用ができることから、ゴミが出ずエコであること、かぶれ等の心配が低く体への優しさも期待できるアイテムだ。
では、月経カップと月経ディスクではどのような差があるのか。
折りたたんで挿入するという使用方法は同様で、その先の仕組みや構造が異なる。腟口の近くに留まって、挿入された後に広がることで、カップ状の受け皿として経血を溜める仕組みが月経カップ。
一方の月経ディスクは、さらに奥の子宮頸部下で留まることで、経血のストッパーとなる仕組みだ。
この2つの違いは、生理用品としての良し悪しというよりも、装着時の個人の感覚やどういうライフスタイルなのかで評価は変わる。
一番の特徴は、前述の通り月経ディスクは膣道を塞がずに使用するため、生理用品を装着している状態でも性交渉が可能であること。生理中でも違和感を感じず、また衛生面を考慮することなくパートナーと清潔にセックスを楽しみたい人は月経ディスクを選択すると良さそうだ。