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「愛情不足なんじゃない?」の“愛情”の正体

子どもとお風呂はいつまで入っていい?→「体つきの変化が、子どもではなく“異性”として捉えてしまう」。“何でも話せる親子関係”は「タッチング」と「リスニング」で育てられる!〈おうち性教育はじめます〉_1
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子どもの心に安心感、信頼感を育てよう。幸せホルモン“オキシトシン”

子どもが大人になってからも、自分のことを大切に感じ、自分が好きになった相手のこと、仕事仲間、友人など関わるすべての人に対して、大切に思える人間に成長できるかどうかは、子どものときに、「自分は生きていていいんだ!」と安心感を得られたかどうかが大きく影響するといわれます。

この安心感は、子どもが信頼している相手とふれ合い、オキシトシンというホルモンが分泌されることで増加するといわれています。

親がギュッと抱きしめてくれる、ふれられながら親に話を聴いてもらうだけでなく、お気に入りのタオルやぬいぐるみを抱きしめながら寝ることでも得られます。「甘えちゃだめ」とその時間やモノを取り上げたりせず、濃密なオキシトシンの分泌タイムを多くとるようにしましょう。

タッチングなどの時間を十分すごすことで、子どもにとって人に優しくする力も育むことができるのです。

このように考えると身近な人との間でふれ合うことが難しい環境で育つことが、さびしさゆえに、性の誘いをつい受け入れてしまうことにつながるかもしれない。性というのは女の子にとっても男の子にとっても、そういう深い意味をもっていると思いますよ。

#1『日本の性教育が遅れている実情って?「思春期になったら…」だと遅すぎる理由』はこちら

#2『おふざけスキンシップ、実はNGな理由は? スカートめくりやカンチョーも「あなたが好きならやっていい」わけじゃない』はこちら

『おうち性教育はじめます 一番やさしい!防犯・SEX・命の伝え方』(KADOKAWA)
フクチマミ、村瀬幸浩
子どもとお風呂はいつまで入っていい?→「体つきの変化が、子どもではなく“異性”として捉えてしまう」。“何でも話せる親子関係”は「タッチング」と「リスニング」で育てられる!〈おうち性教育はじめます〉_2
発売日:2020年3月3日
価格:1,430円(税込)
単行本:200ページ
ISBN:4040645170
子どもにどうやって伝えたら…が、マンガでわかる!

「なんでママは立っておしっこしないの?」と聞かれたら、「知らないおじさんに髪をひっぱられた!」と子どもが泣いて帰ってきたら、どうしますか?
おうち性教育=子どもを守るための教育です。

自らが学校で詳しく「性教育」を教えてもらってこなかったママ・パパたち。今の学校ではさらに教える範囲が狭くなっています。その一方、幼児からネットを使い性情報に簡単につながることができる現在、
子どもが性の対象になった事件を伝えるニュースも連日報道され「自分の子どもを被害者にも加害者にもしたくない」という漠然とした不安でいっぱいです。
性教育を学ぶことは、実は「性犯罪の被害者・加害者にならない」「低年齢の性体験・妊娠のリスクを回避できる」さらに「自己肯定感が高まり、自分も人も愛せる人間になる」とメリットばかり!

では、いつ何から伝えるの? 世界では、5歳から(!)の性教育を取り入れている国が多く、3~10歳ごろの自分の体に興味を持ち始めた時が最も教えやすいタイミング。

お風呂上がりに「おしり~おっぱい~」とふざけ始めたら、教えるチャンスです! 本書は、「うちにも赤ちゃんはくる?」といった突然やってくる素朴な質問への答え方から、性犯罪の被害者・加害者にならないための日々の言葉かけ、思春期に訪れる男女の心と体の変化まで、親子で一緒に学ぶことができます。
日々の家族の会話で子どもを守り、これからの時代を生き抜くための力を養う「おうち性教育」をはじめましょう。 
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