ユーザーに聞く、カップ派?ディスク派?

月経カップも月経ディスクも、よく聞かれるのは「装着慣れするまでに少し時間がかかる」ということ。

挿入アイテムとはいえタンポンとは形状や幅感などが多少異なるため、タンポンを使ったことがあっても初めは挿入に手間取ったという人も多いようだ。コツを掴むと挿入・装着も違和感なくできるようになり、下記のように生理期間が快適になったという声が増える。*1

・ナプキンやタンポンのように、替えるために小まめにトイレに行かなくてよくなり楽になった
・紙製品を購入しなくてよくなったことでゴミが減り、経済的負担も減った
・慌ててコンビニに走るなど、替えのナプキンやタンポンを所持していないという焦りがなくなり長時間安心して過ごせるようになった
・紙製品のかぶれから解消された

さらに月経カップと月経ディスクの両方の使用経験があるユーザーに、月経カップとの違いやどちらを使っていきたいかの話を聞いたところ、下記のような回答が出た。(ただし、いずれも月経ディスク使用は半年以内)

【月経カップ使用歴5年】(吸水ショーツ併用。現在は月経カップ派)

月経ディスクはまだ練習中であり使用するまでに至らず。月経カップユーザーのため膣内に挿入すること自体はできるものの、挿入位置がより奥になるため子宮頸部下まではめるためのコツをまだ掴めていない。ただ、挿入感があまりないため装着しているという感覚がよりなくなるのではという期待から、装着に慣れた際に月経ディスクに移行することを希望。

【月経カップ使用歴10年】(月経カップ使用は量の多い日のみ、それ以外は吸水ショーツ使用。現在は月経カップと月経ディスクの両方使用派)

初めは手間取ったものの、コツを掴んでからは月経ディスク使用率も増えた。骨盤の後ろにはめ込むように配置して装着するのがポイントで、そのために子宮口と骨盤の位置をまず確認してそこに向かって入れられるようにするのがコツだと気づく。

排尿のタイミングで少し経血が出てくるときがあり、月経ディスクがうまく装着できていないため漏れてしまっているからなのか、それとも月経ディスク挿入前に下がってきていた経血なのかの判別が難しかったため、使用継続することでわかっていきたいと思っている。

まずはバスタイムに試してみよう

構造上仕方ないが、月経ディスクを取り外す際は月経カップよりも経血が溢れやすく手が汚れるようなので、慣れるまではバスタイム時の取り外しが推奨されている。

何れにしても、数ヶ月はきちんと装着するためのトレーニング期間が必要になりそうだ。吸水ショーツとの併用する、取り外しは必ずバスルームでするなどし、折りたたみ方や挿入の仕方などのコツをつかむための練習をすると良いだろう。