断食によって舌の感覚をリセットし、味覚を正常化

「どうやったらデブ舌じゃなくなりますか?」

その答えもやはり、断食なのです。

1日3食、人によっては午前や午後のおやつ、食後のデザートなどもあるでしょう。絶えず何かを口に入れている生活では、味覚をリセットする暇がありません。

断食によって胃腸だけではなく、舌の感覚もリセットする時間を持つことで、味覚は正常化されていきます。

舌の味を感じる味蕾の細胞は、10日〜2週間程度で生まれ変わると言われています。そして嬉しいことに、週1夜断食の変化として、真っ先に気づきやすいのが、何を隠そう味覚の変化。10日を待たずとも、早い人なら夜断食をした翌朝から味覚の変化に気づきます。

食欲が止まらないは“デブ舌”のせい! 本来、胃の大きさは握りこぶし2つ分なのに、なぜ食べてしまうのか。問題は意志ではなく味覚にあった!?_5
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一定の空腹時間をとった後の食事では、味覚が敏感になっていて、いつもと同じ味付けを濃く感じたり、甘ったるく感じます。するとそれが「いつもこんなに甘いものを食べていたのか」という気づきになり、食生活が変化するよいきっかけにもなっていきます。

週1夜断食を続けるうちに、甘辛こってり味を欲しない自分に自然と変わっていくので、食べたいものを我慢するというストレスもかかりませんし、体が必要な栄養素をたっぷり含むヘルシーな料理がおいしいと感じるようになります。


文/関口賢 写真/shutterstock

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『10万人以上を痩せさせたダイエット専門鍼灸院が教える 一生太らない生活』(日本文芸社)
関口 賢
食欲が止まらないは“デブ舌”のせい! 本来、胃の大きさは握りこぶし2つ分なのに、なぜ食べてしまうのか。問題は意志ではなく味覚にあった!?_6
2023/7/31
¥1,650
192ページ
ISBN:978-4537221329
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若い頃は痩せていたのに、年齢を重ねるにつれて太ってきたり、健康診断の数値が悪くなっていく人は多くいます。
本来食べることは人間が生きる上で欠かせないことですが、現代人では逆に体に必要以上の栄養を取り込んでしまって、
食べることが逆に不健康を招いてしまっているケースが多く見られます。
そのままの生活を続けてしまうと、内臓脂肪によるぽっこりおなかだけでなくやがて生活習慣病となり、
最終的には寝たきりになってしまったり、取り返しのつかない病へ発展することも。
本書では、そんな体型や数値が気になる人に向けて、10万人以上のダイエットに貢献してきたダイエット専門鍼灸院代表の著者による、
内臓脂肪を落として、誰でも簡単に痩せて健康になれる『週1ずぼら夜断食』を紹介します。
お金も時間もかからず、週1回夜に断食をするだけなのに圧倒的なダイエット効果があり、
さらに驚くほど体調もよくなって、健康診断の数値もみるみる改善していきます。
さらに痩せた後にも、食べ過ぎによって大きくなった胃が元の大きさに戻ることで食事量を勝手に正常化できたり、
濃い味付けでないと満足できない味覚が正常に戻るなど、特に努力しなくてもその後もしっかり体型や体調をキープできるのも魅力です。
多少食べすぎたり飲み過ぎたりして、体重や体調、数値などに波があるのは誰でもよくあることです。
だからこそ、自分の健康は自分の管理下に置き、薬無しでもいつでもベストな状態を取り戻せるようになっておくことが重要です。
人生100年時代をいつまでも元気にいるためにも“一生太らない生活”を始めてみませんか。 
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