忍法を現代に伝える「秘伝の書」は存在するのか⁉
放送中の大河ドラマ『どうする家康』で異彩を放つ、山田孝之演じる服部半蔵。主役、徳川家康の懐刀として知られ、現代でも“忍者”として非常に知名度が高い。
その半蔵の親戚の末裔が三重県の老舗和菓子屋「深川屋 陸奥大掾(ふかわや むつだいじょう)」の代表を務めているということで、前編では服部家14代当主、服部吉右衛門亜樹さんに「忍者=服部半蔵」というイメージと、その末裔としての苦労を聞いた。
中編では秘伝の忍法が現代にも継承されているのかについて探っていきたい。
服部さんが営むのは銘菓「関の戸」を製造販売する創業約380年の老舗「深川屋 陸奥大掾」。同店のホームページには<2019年深川屋に残る古文書から当時の忍びの記述が発見され、忍びの隠れ蓑の和菓子屋として 日本文化伝承を心がけております>との記述がある。
一体どういうことなのだろうか。