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服部家14代当主は老舗和菓子店の代表

なにかと話題のNHK大河ドラマ『どうする家康』。中でも、山田孝之(39)演じる服部半蔵が率いる忍者軍団、“服部党”の面々が、主役の松本潤(39)演じる家康を“喰う”ほどの人気を呼んでいる。

“忍びじゃない”服部半蔵の登場は「うれしかった」……服部一族の末裔当主が語る『どうする家康』と己の出自を隠した幼少時代_1
浜松駅に貼られていた『どうする家康』ポスター
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“山田半蔵”が初登場したのは2月5日放送の第5回「瀬名奪還作戦」。本作では、これまで「忍者」としての認識が強かった服部半蔵が出てくるやいなや、「俺は忍者ではない」と言い切るなど、「忍びの頭目」のイメージを刷新する最新の歴史研究を取り入れていることも大河ファンをうならせている。

そんな中、三重県で服部一族の末裔が代々営む和菓子店が存在するという情報をキャッチ。その末裔とは「深川屋 陸奥大掾(ふかわや むつだいじょう)」代表で、服部家の14代当主・服部吉右衛門亜樹さんだ。

「深川屋」は三重県亀山市の旧東海道の関宿で、江戸時代から14代に渡り、菓子「関の戸」を製造販売している老舗の和菓子店だ。
同店のホームページを開いてみると<創業約380年 深川屋は「忍びの隠れ蓑」>と大々的にうたわれており、<東海道53次の宿場町「関宿」で、江戸時代寛永年間より作り続けている「関の戸」は、忍者の末裔 服部伊予保重により考案されたお餅菓子です>と説明している。

“忍びじゃない”服部半蔵の登場は「うれしかった」……服部一族の末裔当主が語る『どうする家康』と己の出自を隠した幼少時代_2
銘菓「関の戸」

その代表を務める服部さんの目には、今年の大河はどう映っているのか。話を聞いた。