「犯行で果たした役割の大きさは、内田被告と比較すればやや小さい」

一方で殺害を認めている小西受刑者は、公判の被告人質問でも犯行の詳細を供述した。
神居大橋では終始、内田被告の指示で全裸のAさんを土下座させたり、スマホで謝罪動画を撮影。その後、Aさんを橋の欄干に川に向かう形で座らせると、内田被告と一緒にAさんの肩などを押した。欄干の外に立つ形になったAさんは、両手を広げて深呼吸を一回したという。

旭川地裁(撮影/集英社オンライン)
旭川地裁(撮影/集英社オンライン)

「川の方に向かって倒れていきました。その時、梨瑚さんが押していました」

橋の上から姿を消した直後、小西受刑囚は橋を吊り下げるロープようなものにつかまろうとするAさんの片方の手を見つけてとっさに手を差し伸べた。しかし届かず、Aさんは「キャー」と悲鳴をあげて川へ転落していったという。

犯行後に戻った車内で、小西受刑囚は内田被告からLINEのメッセージを削除したり、やり取りを偽装したりするよう指示されたと述べた。

昨年3月7日の旭川地裁で裁判長は小西受刑囚の殺害行為を認定した上で、「犯行で果たした役割の大きさは、内田被告と比較すれば、やや小さいといえる」と、求刑を2年下回る懲役23年を宣告。被告、検察双方とも上訴しなかったために刑が確定、小西受刑囚は塀の中の住人となった。

「舎弟」の裁判では一切の証言を拒否した内田被告は、自身の裁判では何を語るのだろうか。

事件当時の現場付近には多くの花が供えられていた(撮影/集英社オンライン)
事件当時の現場付近には多くの花が供えられていた(撮影/集英社オンライン)
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集英社オンライン編集部ニュース班