被害女性は3カ月で400人と売春させられ、600万円ほどを売り上げていた
警視庁保安課によると、2人は共謀し、20代の女性従業員を店内に寝泊まりさせたうえで、GPS装置で位置情報を監視。大久保公園の路上で客待ちさせ、売春させた。被害女性は3カ月で400人と売春し、600万円ほどを売り上げていた。そして、そのほとんどを2人に送金していたという。
被害女性の住居は店長の鈴木麻央耶容疑者(39)が去年11月に無断で解約し、店の1畳ほどしかないバックヤードで寝泊まりさせていた。
「被害女性は今年7月に、大久保公園の路上付近で客待ちをしていたことから、売春防止法違反で逮捕されています。当初の取り調べでは『生活費のためにやった』と嘘をついていました。ところが、1カ月後には『指示を受けていた』と管理売春の実態を打ち明けました。
逮捕時には被害女性の身体には20カ所以上の打撲痕が見つかっています。女性は心身が疲弊し、周囲に相談ができない状態でした」(社会部記者)
被害女性が池袋のガールズバー「イーウェーブモーニング」で働き始めたのは、去年9月のことだった。午前5時から午後8時まで営業する店舗で、別のガールズバー店舗から“間借り”して営業していたという。
働き始めてから1カ月後、売上があがらなかった被害女性は鈴木容疑者や田野容疑者からこんな言葉を言われるようになった。
「ブスで客がつかないから風俗で働くか立ちんぼするか選べ」