「ケン」から相談を受けていたBさん
高野被告は初公判のときと同じく、黒いスーツ、白いワイシャツ、藍色のネクタイというスタイル。両手をひざの上に置き、左手にハンカチを握りしめ、無表情ながら時折ハンカチで額を押さえる仕草を見せた。
証言台はパーテーションで囲われ証人の姿は見えないが、声からBさんは女性ということがわかる。高野被告との関係性を問われたBさんは『友人です』とし、自らも配信者で2022年10月ごろに高野被告が視聴者として訪れたことが知り合うきっかけだったと答えた。
Bさんは高野被告を「ケン」と呼び、以降はほぼ毎日、事件の前日まで少なくとも2日に1回はLINEでやり取りを続けたという。「ケン」はBさんがへこんでいる時には「俺で良ければいつでも相談に乗るからね」と元気づけてくれていたという。
Bさんは高野被告と知り合った当初の会話の内容については、次のように証言した。
「ケンと知り合ってLINEを始めてすぐに『佐藤さんにお金を貸したけど返ってこない』『法に沿って弁護士に頼った』と聞きました。それから『裁判を起こしたけど裁判に現れなかった』とも言っていました。
佐藤さんにお金を貸すために借りた消費者金融への返済や、弁護士費用の支払いで借金生活に追われているのに、月収は16万円しかないことで先行きに大きな不安を抱えていました。
ポケモンのゲームや食事の話題などをすることもありましたが、統合失調症を患っていたり、他に誰にも相談できないという内容のケンの話を聞いてかわいそうになりました。
そこで会って直接話を聞いてあげようと思い、2023年10月ごろ水戸のカフェで会い、その後2024年11月にも一度会っています」













