移住4年で八丈島で一番大きい唐辛子農家に

――松岡さんは「麻雀プロ八丈島物語」というブログで島での生活ぶりを発信していますが、毎日釣りやバーベキューをやったり、農作業に勤しんでいたりと本当に生活が充実しているように見えます。

松岡千晶(以下、同) そうですか? まぁ毎日「今日はなにやろうかな」とワクワクしていて、朝から機嫌がいいことは間違いありません(笑)

――現在はプロ雀士の活動は休業中。「ヤバイ島唐辛子屋さん」という自家栽培した島唐辛子を製品化しているとか。

はい、島唐辛子を加工した一味や、明日葉や八丈フルーツレモンといった島の特産品を使った七味などを販売しています。

オンラインで「ヤバイ島唐辛子屋さん」の商品を注文すると、ステッカー、名刺、八丈島の広報誌なども同梱されていた(撮影/集英社オンライン)
オンラインで「ヤバイ島唐辛子屋さん」の商品を注文すると、ステッカー、名刺、八丈島の広報誌なども同梱されていた(撮影/集英社オンライン)
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――島唐辛子はどの程度収穫しているんですか?

約2年前に島唐辛子栽培を始めた頃は、苗を500本買ってきて自分の家の隣の土地に植えたのですが、今は計5000本は植えてますね。

――5000本……!? それはもう完全に農家ですね。

知人から使っていない畑をお借りしたりと農地も徐々に広げて畑は3ヶ所ほどになりました。畑面積は全部合わせたらサッカーコートくらいの大きさです。たぶん島で一番大きい島唐辛子農家だと思いますよ。

松岡さんが借りている島唐辛子農園のひとつ(写真/本人Xより)
松岡さんが借りている島唐辛子農園のひとつ(写真/本人Xより)

――ぶっちゃけ収入はどのくらいですか?

東京にいた頃の半分くらいだと思います。でも、島では自分で釣ったお魚でぶつぶつ交換をしているのでほとんどお金を使いません。生活費すべて含めても月に10万円も使ってないので、毎月の貯金額は東京時代と変わらないですね。

――しかし、農家は大変なことも多いでしょうね。

そうですね。去年10月に直撃した台風で、私が育てている島唐辛子の6割がダメになり、働いていた仕事場兼自分の島唐辛子製品の加工場も全壊してしまいました。島全体も大きな被害を受け、家が倒壊して避難生活をすることになったり、事業の復旧が見込めず仕事を失ったりする人がたくさんいました。

島は閉鎖的な立地です。この台風の状況がなかなか外で発信されることがなかったので、私はSNSを通じて台風について発信していました。それを見て義援金を募ってくれた方々にはとても感謝しています。

台風直後から「島のために何かしたいんだけど、どうしたらいい?」と聞かれることが多いのですが、八丈島に遊びに来ていただけるのが復興への力になると思います!