旭川中央署の刑事と「不倫関係にありました」

そもそも内田被告は事件当時はまだ21歳ながら、旭川随一の繁華街「三・六(サンロク)街」で“女半グレ”と名を轟かす存在だった。知人女性はこう語った。

「リコはサンロクで働いていた母親の影響で子供時代からこの辺をうろついていたし、高校生の頃から“タバコ以外”も吸い始めていたと思いますよ。色々な人が知っていましたから。ただお金には困ってなかったと思います。札幌にいる男の子がリコに“薬物”を卸していて、それをクラブで売っていました。

ただ、その卸元とも関係が悪化してブツが入手できなくてってからは、リコはサンロクのぼったくりスナックで勤めていましたよ。ちょっと店に入るだけで何万円もとられるような店です。結局そこもリコは辞めちゃうんだけど、クスリが売れなくなってからお金はあんまなかったんじゃないかな。仕事も続かない子だったし。だから誰かに絡んでお金をとろうとしたことはあったと思う」

事件当時の現場付には多くの花が供えられていた(撮影/集英社オンライン)
事件当時の現場付には多くの花が供えられていた(撮影/集英社オンライン)

そんな「サンロクのリコ」は取り締まる側の男たちとも交流を深めていく。

事件の約3ヶ月前、リコは旭川中央署員行きつけのサンロクのカラオケ喫茶で妻子持ちの警部補と出会った。警部補が同店に残していった名刺には「刑事第二課 組織犯罪対策係」とある。お互い何を求め、何の契りを交わしたのかはもはや知る由もないが、2人の関係はリコが事件を起こしたことで見事にまくれていった。

事件当時は同署刑事1課強行犯係長として捜査指揮する立場だった警部補は、スマホの履歴などでリコとの不倫関係が発覚して捜査を外され、警務課に異動の末に同年秋、訓戒処分を受けて依願退職した。

警部補との関係についても調べの中で『不倫関係にありました』と堂々と証言したという内田被告。公判前整理手続きに時間を要し、明日ようやく開廷を迎える裁判でもその証言が注目を集めることは必至だ。

内田被告
内田被告
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集英社オンライン編集部ニュース班