強がる蓮舫氏 仲間のはずの“国会議員組”からも“裏切り”が
「選挙はやってよかったと思います。いろんな思いを持っている人たちの声もよく分かりましたし」
蓮舫氏は15日の都連会長選直後、記者団の取材にそう答えると、足早に車に乗り込んだ。
蓮舫氏と関係が近く、これまでの都連運営がワンマンだとして不満の矛先を向けられていた手塚仁雄前衆院議員も足早に去って行った。
「笑顔で強がっているように見えた」(現場にいた記者)という蓮舫氏はその後、自身を支援した仲間にも「都連の役職がなくなるので、国会に集中して取り組んでいく」と殊勝に宣言していたという。
ただ、敗れた蓮舫氏側と都連会長に選ばれた川名氏側が「ノーサイド」となるかどうかは微妙だ。
蓮舫陣営からは「川名陣営には、市議選などで自分が当選したいからと、自分と同じ自治体に新人候補者を擁立したくない、という自己保身的な議員が多かった。
私たちのほうが、自民党に対峙する立憲の最大地方組織をどう運営していくか、という視点に立っていたのに。川名氏からは、今後への見通しが示されていない」と早くも不満が漏れる。
主に「国会議員・都議らVS市区町村議員ら」という構図になった今回の会長選だが、蓮舫氏の仲間だったはずの国会議員側の溝も浮き彫りになったようだ。
蓮舫氏陣営からは「中道改革連合から衆院選に出馬し、落選した前議員が、はっきりとは言わないが川名氏側に立って動いていたようだ。蓮舫さんに気に入られていて、関係は近いと思っていたが、裏切られたようでがっかりだ」との恨み節が漏れる。
立憲の「事実上の代表選」にも出馬できず?
蓮舫氏の今後はどうなるのか。立憲では7月に水岡俊一参院会長の任期が切れるため、参院会長選が行なわれることが想定される。
中道の結党により、現在は立憲には衆院議員がいないため、参院会長が代表のポジションとなっている。
これまで立憲は、衆院議員がいなくなるような事態を想定していなかったため、参院会長は「党の顔」というよりも「参院の取りまとめ役となるベテラン」を選出してきた。
そのため、現在は全国的な知名度は低いものの当選4回のベテラン、水岡氏が参院会長を務めているが、7月の参院会長選では立憲の新たな顔となる人物を選出する期待も高まっていた。
そこで有力候補となっていたのが知名度の高い蓮舫氏だったが、今回の都連会長選での惨敗で風向きが変わったようだ。
「知名度が高いのにもかかわらず、都連会長選でこれほど負けてしまっては、代表選どころではないだろう。『批判ばかり』という立憲の従来のイメージを変えたいという草の根からの声なのだろう」(立憲出身の中道落選者)













