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アホにこき使われないためには?

相手を都合よくこき使ってくる、リスペクトのないアホも少なくない。

「都合がいい」とは「(自分のために)利用しがいがある」ということだ。

日本では、誠実さや従順さが良しとされるが、それはあくまで利用者からみた使い勝手の良さを下々に叩き込むための仕組みである。都合のいい存在から脱却するためには、ここに気がつくことが大切だ。

ただ、敵をつくったりするのは愚かなことなので、あくまで表面上は友好的に、しかし無駄に利用されないことが必要となる。

そのためには「陰で努力しない」ことだ。

手柄は手柄として理解されるように、「表に出す」必要がある。一番大事な評価者にはもちろん、その周りにも「自分が始めて、そしてできたことだ」と手柄になる過程を全て公開してシェアすることだと覚えておこう。

成果が出たあとで手柄として公表したら嫌な奴になりかねないため、最初からさりげなく「自分がやっています」とアピールしておくとよい。自分の貢献状況を皆にシェアするのは、早ければ早いほど自然だ。

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具体的な方法としては、「今、こんなことをしているんですよ」「自分なりにこんな工夫を考えています」などと、ニコニコと自然に頑張りを周囲に伝えていくことだ。こうした方法なら、謙虚な人でもしやすいだろう。

せっかく仕事を引き受けたのに、隠れて努力をしたために手柄をとられて、モヤモヤを抱えながらそれでも笑顔でいるなんて、あまりに悔しいことだ。

あなたの努力が理解されれば、評価につながり大きなチャンスが与えられる可能性もあるし、何より最終的に気分が悪くなることはない。

苦しい思いを抱えながらも、ニコニコとできるのは最強の武器だ。それをアピールに活かしていこう。大事なのは、努力を表に見せるということを「格好悪い」などと思わないこと。見せていないとずるい人に利用されてしまうだけなのだから。

お人好しはもうやめよう。あとで後悔する。最終的に利用されて、苦しくなっているのが何よりの証拠だ。

「役に立つ」という考え方ももちろん大事だが、それはあなたの評価を上げるためにやることだ。利用されるためにやるべきことではない。あなたの遠慮がちな姿勢は搾取側から見たら蜜の味だ。

もし、今の自分に自信がないとしても、周りと比べる必要はない。自信はあった方がいいが、あり過ぎても問題だ。

何事も淡々と安定してこなしていくこと、それが大切だ。コツコツと取り組んでいくと、ある日振り返れば意外に大きな実績が積み上がっていて、それが自信の根拠になっていく。だから、自信の有無を考える暇があれば目の前のことに集中する方がいいだろう。

目の前の仕事をアピールしながら懸命に頑張っていたら、「自信がない」などと考える暇もなくなる。取り組んだことは全力でやるしかない。それを続けていけば、それなりに結果が出てくるだろう。「やるしかない」、そういう気持ちでアピールを忘れずに全力で向かう、その姿勢が評価はもちろん、根拠ある自信形成にもつながり、アホを遠ざけられるようになる。