25歳事務職女性がやめたチーズ入り卵焼き

「丸の内で働いていると説明すると、よく『おしゃれなランチしてそう』って言われるんですけど、全然そんなことないんですよ(笑)」

そう話すのは、東京駅付近の企業に勤める女性会社員Bさん(25歳)。夫と2人で暮らし、週に2日ほど弁当を持参しているそうだ。

弁当づくりのきっかけは、約1年半前に転職したことだった。

「以前は区役所に常駐する仕事をしていました。安い食堂があり、比較的安価に昼食を済ませられる環境だったんです。しかし、丸の内エリアに転職すると、ランチ代は一気に跳ね上がりました。外食すると1食2000円程度になりますからね。

そこで、転職当初は毎日のようにコンビニランチ生活になりました。それでも、おにぎりやパン、ヨーグルトを買うだけで700〜800円くらいになってしまいます。毎日続けると結構な出費ですよね。

職場のビル内にコンビニがあり便利なんですが、毎日続くと飽きてしまって。『今日は何を食べようかな』と思って入っても、食べたいものがないんです」

そこで始めたのが、夕食の残りを活用した弁当づくりだった。職場には弁当を広げられる共有スペースがあり、周囲にも弁当派の同僚が少なくない。その環境も後押しになったという。

「夜のうちにおかずを詰め、朝に卵焼きを焼くだけなので、それほど手間はかかりません。自炊したものを持参すれば、一食あたりのコストは250円程度。コンビニ昼食と比べると500円ほど安く済む計算です。(仮に)毎日続けたら、月に1万円くらいは違うと思います」

夕食の残りを詰めることが多く、お弁当作りにかかる時間は約5分(写真/Bさん提供)
夕食の残りを詰めることが多く、お弁当作りにかかる時間は約5分(写真/Bさん提供)

そんなBさんが、ここ数年で値上がりを強く実感しているのは、毎日の食卓に欠かせない身近な食材だった。

「卵も、オリーブオイルも、チーズも高くなりました。はちみつやインスタントコーヒーも前より気軽には買えないですね。以前はチーズを入れた卵焼きをよく作っていたんですけど、最近はほとんど作らなくなりました。

それから、おにぎりを持参しているのですが、具材はほとんど毎日“ふりかけのおにぎり”です。海苔も梅干しも高いので、具を入れて海苔を巻くおにぎりは、ちょっとした“ご褒美”感覚になっています」