とうとう自宅が競売に

高い給料を求め、男性は、成果報酬の高い会社に営業職で入る。しかし、成績はふるわず、前の会社の給料よりも落ちてしまう月が多くなっていく。

そんな最中、夫婦の間に子どもが生まれる。

長年待ち望んでいたことだけに、男性は「頑張ろう」と、必死に仕事に取り組んだが、気合だけではどうにもならなかった。営業先では、けんもほろろな対応が続いた。精神的にも参ってしまった男性は、会社を休みがちになってしまう。

病院に行くと、うつ病と診断されて会社を休職するように勧められ、結局、男性は、退職を余儀なくされる。

仕事がうまくいかずうつ病になった夫(写真/shutterstock)
仕事がうまくいかずうつ病になった夫(写真/shutterstock)
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こうなると、家計は一切回らなくなる。

やがて住宅ローンの滞納が始まった。そして滞納が5回続いた時点で、債権回収会社から「残っている住宅ローンを一括で払ってください」という連絡が入った。しかし、2300万円のローン残高があったため、払うことはできず、家は競売にかけられることに。結局、1000万円で家は第三者の手に渡った。

それでも、借金は1300万円以上残った。2人は自己破産の道を選ぶこととなった。