圧力は確実に強まっていく

トランプ関税は相手を斬らない。沈黙の中で、生活を斬る。

今回のイラン戦争を巡る一連の動きを見て、違和感を覚えないほうがおかしい。トランプ大統領の発言ひとつで、株式市場も為替市場も、原油もコモディティも、まるで誰かがスイッチを入れたかのように動く。

だが、この違和感こそが本質である。いま起きているのは単なる戦争ではない。戦争の拡張であり、より正確に言えば、軍事と経済と市場が一体化した時代の戦争そのものだと考えるべきだ。

国際的投資家が警鐘「日経平均、恐怖の二番底」原油・為替・関税が生む“遅れて来るインフレ”の正体_1
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米国によるホルムズ海峡の逆封鎖も、単なる軍事的圧力として片づけてはならない。イラン経済の約9割を支える海上貿易を止めるということは、国家の呼吸器を直接絞め上げるのに等しい。しかも本当に見るべきは、その「外側」ではない。「内側」で何が起きているかである。