住宅ローンのセールストークで破産した

「家賃と同じくらいの負担でマンションが買えます!」――。

賃貸物件に住む30代の夫婦が近所を散歩していると、とあるマンションの立て看板のキャッチコピーが目に留まった。

「そんなうまい話があるわけないよ」と笑う夫に対し、妻は「ねぇ、話だけでも聞いてみようよ。子どもが生まれたら、今の部屋だと狭いし」と言うのであった。

営業担当者に会って、現状月10万円の賃貸アパートに住んでいることを伝えると、タブレットで住宅ローンの支払いシミュレーションを見せられ、こう笑顔で言われた。

不動産営業マンに言われた言葉を鵜呑みにしてはいけない(写真/shutterstock)
不動産営業マンに言われた言葉を鵜呑みにしてはいけない(写真/shutterstock)
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「月10万円どころか、月9万円の35年ローンで買えますよ。頭金もゼロで大丈夫です」

当時、営業担当者が示した住宅ローンの返済額は、金利の安い変動金利で試算されていたものであった。

その後、契約前の見積もりで、当時不動産会社にとって有利だった固定金利で契約すること、そして、返済費用は10万円を軽く超えることを知った。