「梨瑚さんが『全裸になれ。自分で服を脱げ』とAさんに命令して…」
小西受刑囚は灰色の長袖シャツに、黒ズボン、黒靴下にオレンジ色のサンダル姿。髪は内田被告同様、後ろで束ねてお団子にしていたが、受刑生活の疲れよりもあどけない若さを感じさせた。
証言台について裁判長に名前を聞かれるとはっきりした声で「コニシユウカです」と答え、証言の宣誓書を読み上げた。
「証人尋問は検察側の質問から始まり、小西受刑囚は内田被告が普段からスマホを2台所有し、1台は私用、もう1台については『飛ばしといって、ヤクザや暴力団と連絡をとるためのものでした』と証言した。
前日の第2回公判では監禁の共犯者の少年X(事件当時16歳)の陳述書が開示され、その中でAさんを監禁途中に犯行グループが、内田被告の『兄貴分』と検察が認定している旭導会(指定暴力団山口組系二次団体)組員と合流していたことも明らかになっています。
そもそも内田被告はAさんから50万円を脅し取ろうとした際、Xに自身が暴力団員であるかのように装わせて電話させており、反社会勢力との密接交際者であり、犯罪収益を獲得することにためらいがないことを言動が裏付けている。
裁判員や判事の心証形成に関わる大きなポイントになるでしょう」(社会部事件担当デスク)
殺害現場の神居古潭地区で自身が内田被告とともにAさんに振るった凄惨な仕打ちについて、小西受刑囚はこう証言した。
「(Aさんを全裸にしたのは)梨瑚さんが『全裸になれ。自分で服を脱げ』とAさんに命令して、靴や靴下も脱がせました。服は梨瑚さんの命令で私が一部を投げ捨てて、残りを梨瑚さんが投げてました。
その駐車場でAさんの裸を撮影しました。梨瑚さんから『リコの携帯で撮って』と手渡されたので、梨瑚さんのスマホだと思っていました(実際はAさんのスマホだった)。
そこで梨瑚さんが『橋に行くぞ』と言い始めて、神居大橋の真ん中まで移動しました。そこで私はAさんに『お前のせいでどうしてくれんの。ふざけんな。死ね』、梨瑚さんも『こうなったのはお前のせいだからな。ふざけんな。死ね』と言っていました。
私も梨瑚さんも暴力を振るいながら繰り返しそう言いました。私は仰向けになったAさんに馬乗りになって数回ビンタしました。梨瑚さんは橋の上で仰向けに倒れているAさんの顔を靴の裏で踏みつけたり、髪の毛を引っ張ったりしていました」













