女子高生を監禁、少年院送致…出院した少年X

今回の尋問では少年は法廷に現れず、別室とオンラインで結ぶ「ビデオリンク方式」が採用された。未成年であることを考慮し、主犯の内田被告の前での証言を避けたものとみられる。

法廷中央の証言席にカメラを載せた三脚を設置し、尋問中は質問者の顔を映しながら行われた。Xの顔は裁判員・裁判官、検察官、弁護人の小型モニターだけに映し出され、内田被告や傍聴人からも見える大型モニターには映し出されなかった。

「Xは2024年4月18日夜から19日未明にかけて内田被告、小西優花受刑囚、女子高校生Y(当時16歳)と一緒にAさんを監禁したとして少年院送致になり、現在は院を出て自宅で生活していることが検察官によって明らかにされました。

Xは内田被告の指示で暴力団員を装ってAさんに電話をかけて呼び出し、留萌市内の道の駅でAさんを発見してから監禁の共犯に加わり、19日午前1時すぎに旭川市内の小学校駐車場で内田被告がAさんを土下座させて謝罪させた場面には立ち会っています。

神居大橋(撮影/集英社オンライン)
神居大橋(撮影/集英社オンライン)
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しかし同2時半過ぎ、小西受刑囚が一行に加わって以降に帰宅し、その後にAさんがコンビニで脱出を図ろうとして失敗した場面には立ち会っておらず、Aさんが殺害された神居古潭地区にも同行していませんでした。

しかし神居古潭地区での様子は内田被告とのビデオ電話で『ライブ中継』を受けていたため、証人尋問でも検察官から詳しく聞かれていました」(社会部デスク)

一行と別れて帰宅した後の4月19日午前3時35分、Xは自分から内田被告に連絡を取った。その理由を検察官から問われ、Xはこう答えた。

「Yから連絡があってコンビニの件を知り、Aさんが暴行を受けて神居古潭地区に連れていかれたことがわかりました。その場にAさんへの暴行を止める人がいないことで心配になり、自分から内田被告にLINE通話をするとすぐにビデオ通話に切り替わり、優花さんがAさんに馬乗りになっている状況が映し出されました。

優花さんは『こっちは人生かかってんだよ』とキレたような口調でAさんを殴ったり首を絞めたりして、Aさんは謝りながら泣いていました。(内田被告が)Aさんの顔の方にスマホを持っていったので『態度気を付けてって言ったじゃん』と声をかけると、Aさんは『すみません』と言いました。

見るに堪えなくなって一度画面から目を離しました。でも、通話を切ったら暴行を止める人がいなくてエスカレートするかと思い、ベッドの上にしばらくスマホを伏せました」

内田被告(本人SNSより)
内田被告(本人SNSより)