児相が菜々美容疑者に電話しても出なくなった
社会部デスクがこう解説する。
「夫婦には4歳になる長男がいて、菜々美容疑者は2023年3月に妹で長女の流菜ちゃんを出産していますが、同9月の生後4ヶ月健診以降は乳幼児健診を受けていません。
このため和歌山市の母子保健担当者が2024年3月に自宅を訪問して母子に面会しています。しかし、この際には健康状態に異常は確認できず、生育状況にも問題はなかったようです。
しかし、今年になってからは担当者が菜々美容疑者に電話しても出なくなった。4人が暮らしていたアパートでも平夫婦が長男を連れて出かける姿などは住民が頻繁に見かけていたものの、流菜ちゃんに関しては存在を知らない住民がほとんどでした。
虐待は昨年の秋ごろからはじまったようで流菜ちゃんは7月10日に搬送先の病院で死亡が確認されたとき、2歳児の標準体重の半分程度の体重しかなく、県警は死亡に至るまでの育児放棄の流れの裏付けを急いでいます」
夫妻の親族や知人によると、2人は小学校時代からの幼なじみ。2人の同級生の保護者は取材にこう証言した。
「ウチの子は菜々美ちゃんとは昔から仲が良かったからね。ハルくんも知ってるしさ。だからニュースを見た時は最初、『えー!』ってとにかく驚いた。2人とも事件を起こすような子じゃなかったから。
中学はクラスが少なくて、みんな仲良しって感じの学校で、ハルくんはどちらかというとヤンチャな子。と言ってもガリ勉とか真面目なタイプではないって意味で、ケンカしてたとか不良とかヤンキーって意味ではないです。若さゆえの勢いがあるタイプですかね。
YouTubeのことも当時話題になっていて、中学の先生から聞きましたよ。ウチにも一度遊びに来たことあるけど『お邪魔します』とか挨拶はしっかりできたし、帰り際に『ジュースでも持っていきな』って渡すとちゃんと『ありがとうございます』と丁寧にお礼も言ってくれた」