10代から変わらない、THE ALFEEの世界
–––デビュー50周年おめでとうございます。半世紀という長い年月を「THE ALFEE」として活動されてきた皆様ですが、まずは長かったのか、短かったのか、率直にどちらの感想を持たれますでしょうか?
高見沢俊彦(以下、高見沢) たしかに「50年」と聞くと長いですが、僕らは学生時代から一緒にいるので、実際には不思議とあまり長く感じないんですよ。ずっと一緒にいたから、時間が止まっているのかもしれないですね。
でも、出会ったころは全員10代で、3人の年齢を足しても60歳に満たなかった。それが、今じゃ3人合わせて209歳だからね(笑)。そう考えると、長い時間が経ったんだなって改めて思いますよ。
坂崎幸之助(以下、坂崎) 自分が70歳っていうのも、あまりピンと来ないしね(笑)。
高見沢 たしかに。「生まれてからもう70年経ったの!?」って感じ。
坂崎 70年の歴史の中で、50年はTHE ALFEEとして活動しているわけですから。ほとんど人生とイコールですよね。だから自分の人生と同様、「こんなにあっという間なんだ」という感じです。
桜井賢(以下、桜井) 僕らは70歳になったからといって周りに年寄り扱いされる事もないですし、この3人の世界っていうのは、10代からそんなに変わっていないんですよ。だからこそ、年齢とか時の経過を気にせずに、今日まで走り続けられたのかもしれないですね。
高見沢 THE ALFEEとしては、本当にいろんなことをやってきましたけどね。この感覚は、ずっと同じメンバーで50年間やってきたからこそ感じれるものなんじゃないかな。