Q 笑うと健康にいいそうですが、
笑えるような楽しいことがありません。
ウキウキ楽しそうな顔をして過ごしましょう
「うれしい」と感じるとき、人の脳では前頭前野の血流が増えていることがわかっています。前頭前野というのは、記憶や感情をコントロールする部分です。さらに、口角を上げて笑い顔をつくるだけでも前頭前野の血流量が増えるという驚きの結果が出ました。
笑っているとストレスが減る
楽しそうな顔をしていると、快感や多幸感を得る脳内ホルモンのドーパミンの分泌も活発になります。アメリカのカンザス大学の発表によると、作り笑いでも心拍数が安定しストレスが緩和するとのことです。
ストレスが緩和されれば血圧も安定します。ストレスは慢性炎症を起こしやすいので、ストレスが緩和されれば慢性炎症が起こりにくくなり動脈硬化も起きにくくなります。認知症のリスクも少しだけ減ります。
笑顔で顔のアンチエイジングを
いつも口角を上げていると、「顔(表情)」のアンチエイジングにもなります。また、笑顔の人には自然と多くの人が集まり、楽しいことが増えたり応援してもらえたりすることも多くなります。
まずは、作り物でいいから笑顔をつくる。それが人生をどんどん良い方向にまわしてくれます。気がつけば、心の底から笑っている自分を見つけられるでしょう。
A 作り笑いでも効果あり!いつも口角を上げていると幸せが近づいてくる。
文・鎌田實 写真/shutterstock
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