収集した万博グッズは1万点以上
1970年に開催された大阪万博の跡地である万博記念公園。
その象徴として知られる芸術家・岡本太郎氏の作品「太陽の塔」がドンと構える脇で、70年万博から55周年を記念した展示会「プレイバック1970 大阪万博と昭和レトロ」が開催されている。(2025年8月3日まで)
「おおきに~!」
そう明るく出迎えてくれたのは、日本随一の万博グッズコレクターとして知られる白井達郎さんだ。今回の展示会では、パビリオンのユニフォームや太陽の塔のフィギュアなど白井さんが収集した1万点以上の中からとっておきの万博グッズを展示しているという。
さっそく会場を案内してもらったところ、まず目に入ってきたのは、壁一面に貼られた当時のチラシ。いったいこれは…。
「会期中、文化住宅をホテルや旅館として利用していたんですが、その案内チラシです。
70年万博は、当時の国内人口1億人のうち、延べ6400万人が来場するほどの盛り上がりでした。人口の約半数以上です。全国各地から団体旅行で来る人も多かったんですが、当時の大阪にはホテル自体が少なかった。
だから会期中はアパートや文化住宅を建てて、それをホテルや旅館として利用していたんです。会期後は分譲住宅として売られました」(白井さん、以下同)
当時はインターネットもなく、旅館情報をチラシで見つけて宿泊先を確保していたため、万博会期中はこのようなチラシが全国的に出回った。白井さんは閉幕後、街の古書店を巡り、一枚一枚収集していったという。