都議ら約20人が支援の蓮舫氏」VS「市町村区議ら約60人が支援の武蔵野市議」

今回の都連会長選は、立憲が2017年に設立されてから会長を務めてきた長妻昭氏が、中道改革連合に合流するため離党したことに伴うものだ。

立候補に必要な推薦人は10人以上で、蓮舫氏には都議をはじめとする20人弱が、武蔵野市議の川名雄児氏には約60人の市町村区議らが推薦人として名前を連ねたという。

蓮舫氏(写真/本人SNSより)
蓮舫氏(写真/本人SNSより)
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蓮舫氏周辺は「蓮舫さんは都連内での激しい対立を避けるため、多くの推薦人を見せつけるようなことはせず、立候補に必要な10人が集まればよいと考えていた」と余裕を見せるが、蓮舫氏の推薦人が川名氏の3分の1弱にとどまっていること、国会議員に対する自治体議員の不満がたまっていることから、蓮舫氏が負けるとの観測が日に日に強まっているという。

その危機感は蓮舫氏の周辺にも強く、「自治体議員に負けたら、蓮舫さんの政治生命も終わりだ。引退したほうがいい」「自治体議員を中心に約200人しか投票者がいないなか、川名さんの推薦人は約60人にものぼる。蓮舫さんは勝ち目がない」と、諦めにも似た声も漏れる。

川名雄児氏(写真/本人SNSより)
川名雄児氏(写真/本人SNSより)

不満集める、「これまでのワンマン体制一派」の蓮舫氏

圧倒的な知名度を誇る蓮舫氏が、なぜ苦戦しているのか。

その背景には、東京都連で絶大な権力を持つ人物と蓮舫氏が一体とみられていることが大きいようだ。

「自治体議員の中には、都連幹事長を務めていた手塚仁雄前衆院議員への不満が溜まっていた。手塚氏は自身の当選のために共産と蜜月関係を築き、その共産との共闘のため、立憲候補者を衆院選直前に選挙区から降ろすなど、とにかくワンマンぶりがすごかった。

蓮舫氏は手塚氏と昵懇の仲。手塚氏の影がちらつく蓮舫氏を都連会長にしたくない、という自治体議員も多い」(立憲関係者)

今年2月に行なわれた衆院選で手塚仁雄氏と演説をする蓮舫氏(写真/蓮舫氏SNSより)
今年2月に行なわれた衆院選で手塚仁雄氏と演説をする蓮舫氏(写真/蓮舫氏SNSより)

都内の立憲区議も「手塚氏は自分の言うことを聞きそうな若手女性候補を積極的に擁立し、選挙の際には蓮舫氏とセットで演説させていた。

女性候補の擁立はもちろん大事だが、市町村議会で地道に経験を積んだベテランより、手塚氏や蓮舫氏と近い若手女性ばかりが国政選挙や都議選で擁立されることに、市町村区議からは『やりすぎだ』と不満がたまっていた」と明かす。