炎上した「ママ普通の人になっちゃった」発言の真意

投開票日から9日後の2月17日、酒井氏によるSNS投稿が猛烈な批判を浴び、炎上状態となった。

キッチンで料理する動画とともに、酒井氏は娘から「ママ、普通の人になったの?」と問われ「そう、ママ普通の人になっちゃった」と答えたエピソードを紹介。

意外にも落選を喜ぶ娘の反応から、これまで家族を犠牲にしてきたことへの謝罪とともに、前を向いている今の心境を伝える目的であり、「普通の母親に戻った」という趣旨だったが、これに対し、ネット上では「国会議員を特権階級と見なしている」「選民意識の表れだ」といった非難が相次いだ。

「普通の人」という言葉に込められた真意は何だったのか。議員失職により「無収入」となった現実に直面する中、彼女は今どのような生活を送り、どこへ向かおうとしているのか。

酒井なつみ氏(撮影/集英社オンライン)
酒井なつみ氏(撮影/集英社オンライン)
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――「ママ普通の人になっちゃった」という発言について、改めてその真意を教えてください。

酒井なつみ(以下同) 投稿の背景には、これまで家族を犠牲にしてきたことへの申し訳なさと、小学校に通う8歳の娘の言葉への驚きがありました。

落選が決まった翌日、ソファーで娘と話していたら、「ママ、普通の人になったの?」と聞かれたんです。私が「普通の人ってどういうこと?」と返すと、娘は「ママともっと一緒にいられるから嬉しい」と言ったんですね。

娘にとって「議員ではないママ」=「普通の人」という解釈だったのだと思います。

私自身、大学を出ているわけでもなく、看護師として現場で働いてきました。「私のような普通の人でも国会議員になれる、政治への敷居を低くしたい」とずっと言い続けてきたので、特権意識を持っているという批判は本意ではありません。

炎上したSNSの投稿(写真/本人SNSより)
炎上したSNSの投稿(写真/本人SNSより)

――しかし、ネット上では「階級意識の表れだ」といった厳しい意見がありました。

普段の活動を見てくださっているフォロワーさん以外に広く拡散されると、真逆の捉え方をされてしまう。それは仕方のないことだと思っていますが、ネガティブなリプライを見るのは精神衛生上良くないので、今はあまり見ないようにしています。