「今回のようなレンタカー手配はソフトテニス部だけでない」

「北越高校が(使われたバスが)レンタカーだと知らなかったことはありえないと思います。灰野正宏校長は就任から2年とのことで、現場の先生が報告を上げていなければ知らないかもしれません。

ですが、部の顧問を含め多くのかたがレンタカーを普段から使用していたことは知っているはずです。なぜなら、蒲原鉄道が北越高校の仕事を受けるようになって20年以上が経ちますが、レンタカー手配は今回乗っていたソフトテニス部だけでなく他の部でも昔から行われていたからです」

「集英社オンライン」の取材にそう証言したのは、かつて蒲原鉄道に勤務し、今は会社を離れているA氏だ。

事故を起こしたマイクロバス(写真/共同通信社)
事故を起こしたマイクロバス(写真/共同通信社)
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6日朝に起きたバス事故では、北越高校男子ソフトテニス部の3年生・稲垣尋⽃(ひろと)さん(17)が死亡した。このバスは、蒲原鉄道の営業担当者・金子賢二氏が自分の免許を提示して借り出したレンタカーだった。

運転をしていて福島県警が過失運転致死傷容疑で逮捕した無職・若⼭哲夫容疑者(68)=新潟県胎内市=も、この金子氏が知人の紹介を受け運転を依頼した人物だ。

蒲原鉄道の茂野一弘社長は事故の夜に、「(高校から)貸切バスを使わずにレンタカーを使って送迎したいというお話をいただいた。ドライバーのほうも紹介いただけないかということだった。普段からお世話になっておりましたのでレンタカーの手配と、営業担当の方から運転できる人間を紹介した」と説明。

手配をした金子氏も、「部活の顧問の先生」からの要請があったと明言。「レンタカーをたまに借りることがありますけれども、青(緑)ナンバー(営業用バス)を使うと今高くつきますので、安いものを探してよと。それがレンタカー(の手配要請)にたどり着いている」と話した。

若山容疑者(読者提供)
若山容疑者(読者提供)