「GWに開園できるのか?」

焼却炉で焼かれた動物の死骸は骨が残らないほどになるという。聴取を受けている夫がここで妻の遺体を焼いたというのが事実で、道警が調べても遺体が見つからないのなら、遺体が完全に焼かれ、遺棄容疑の最大の証拠が失われているため、すぐに逮捕に踏み切れない状況になっている可能性がある。

その動物園は8日から休園中で、動物に会いに来た子どもたちが警察の出入りを見ることがなかったのは幸いだったといえる。

だがゴールデンウィークが始まる29日の開園を予定通り行なっていいのか関係者は頭を抱えている。

市経済部幹部は「(焼却炉は)バックヤードではありますが捜査と並行して開園するというのは非常に難しい。捜査状況を見ながら開園日を後ろ倒しにすることも検討している最中です」と話す。

旭山動物園(写真/PhotoAC)
旭山動物園(写真/PhotoAC)

影響は北海道のゴールデンウィーク観光にも出る見通しだ。旭山動物園はいち地方の動物園にとどまらないほど知名度が高く、北海道を代表する観光スポットだからだ。

高度経済成長期の1967年に“日本最北の動物園”として開園した旭山動物園は、動物が生活する自然な姿が見られる「行動展示」を意識した施設づくりで人気を博してきた。

「1994年にはゴリラなどが寄生虫のエキノコックスが原因で死んでしまい、感染経路が不明だったため一時閉園に追い込まれました。しかしその後、動物の生き生きとした姿を見せるための展示施設を次々とオープンさせ、それが人気を博して北海道を代表する人気スポットになったんです」(地元観光業界関係者)