2026年5月に、集英社オンラインで反響が大きかった人気ニュース記事のベスト5をお送りする。

第1位は、私立北越高校の生徒1人が亡くなった、磐越道のマイクロバス事故の記事だ。ずさんな運行体制の背景に迫った。

第2位は、世間を震撼させた少年たちによる強盗殺人事件の記事だ。指示役となった夫婦の素顔を取材した。

第3位は、養父の逮捕という衝撃的な展開になった京都の小学生遺棄の記事、第4位は福生で起きたハンマーによる殺人未遂事件の記事、第5位は2024年に起こった旭川少女殺害事件の公判の記事だ。

第1~5位のランキングは以下の通り。

第1位
≪“白バス”暴走事故≫「会計担当は別にいた」と訴えていた部活顧問は事件後にボロボロ泣いて…「遠征での事故は珍しくない」顧問の過重労働と費用問題も

第2位
《栃木・強盗殺人》「断ったら家族を殺す」と“少年強殺団”に「ゴボウ御殿」を襲撃させたタトゥー夫の妻は乳飲み子を抱えていた「元吹奏楽部で面倒見のいい子」「モラルもあったのに…」

第3位
【京都小6遺棄】「自宅の裏山で養父は何をしたのか…」逮捕から2週間…動機、殺害現場いまだ残る謎「変なオッサン」と結希君に呼ばれた養父の引き当たり捜査でみえたカギ

第4位
≪指名手配・福生マッチョハンマー男≫亡き父親は有名プロ囲碁棋士「先物取引で失敗、借金が大変で…」母親が語った“末っ子”の苦悩「彼女もいたけど仕事してないから結婚を許されず」

第5位
《旭川・女子高生殺害》「話したくありません」“舎弟”の裁判はわずか3分で退廷した主犯リコの初公判迫る…本人は「自殺」を主張も舎弟は「リコさんが押した」

↓以下記事本編

練習試合のため移動していた私立北越高校(新潟市)の生徒1人が亡くなった、磐越道のマイクロバス事故。学校とバス会社「蒲原鉄道」(新潟県五泉市)の不透明な契約の末に、常習的に事故を起こしていた問題ドライバーがハンドルを握ったことで悲劇は起きた。クラブ活動の移動では顧問や保護者が運転する車が事故を起こすことも多いと関係者は指摘する。

「ケーキ屋でケーキ買うのに、わざわざ調理人をチェックしろとはならない」

今月6日に事故を起こしたマイクロバスを手配した蒲原鉄道は「高校から貸切バスでなくレンタカーを使い、ドライバーも紹介してほしいと依頼された」と主張している。

そして福島県警が過失運転致死傷容疑で逮捕した無職・若⼭哲夫容疑者(68)を知人に紹介された蒲原鉄道の営業担当・金子賢二氏が、男子ソフトテニス部員20人が乗るマイクロバスの運転席に容疑者を座らせたことで大事故につながった。

若山容疑者は以前から交通事故を繰り返してきた危険ドライバーだったが、金子氏は運転歴や病歴の確認はしていなかった。

事故を起こしたマイクロバス(写真/共同通信社)
事故を起こしたマイクロバス(写真/共同通信社)
すべての画像を見る

いっぽう北越高校は、「運転手つきのバスを頼んだのであって、レンタカーや外部ドライバーの手配を頼んだわけではない」という主張を続けている。

しかし10日の記者会見で、部顧問の寺尾宏治氏は、昨年度に蒲原鉄道に発注した12件の請求書のうち3枚に「レンタカー代、人件費」と書かれたものがあったと明かし、「それをちゃんと確認せずに私からは会計担当者の方に渡してしまい見逃していた」と説明した。

「白バス」運行の疑いをうかがわせる請求書を受け取っていた学校が「見逃していたと言い切れるのか」という疑問が出る中、寺尾顧問と事故後にも会っている近い知人が取材に応じた。

「実は男子ソフトテニス部には顧問が別に2人いるんです。ただ実際は学校が当てはめた形式的な顧問なんですよね。だから指導はしないし、土日や休日に活動に付き合うのは嫌がるんですよ。家庭もあったりで。それで彼(寺尾顧問)は1人で遠征に付き合っていました。

だから他の人(顧問)たちは『じゃあ会計は全部やりますよ』ということになって、彼は請求書の中身を見ることもなくそのまま会計担当の顧問たちに渡していたんだと言ってました。

なので運転手の免許証やナンバーチェックをしないのかと言われればそうなんですけど、バス会社に頼んだバスが来たら何の疑いもなく乗ると思うんですよね。ケーキ屋でケーキ買うのに、わざわざ調理人を必ずチェックしろとはならないじゃないですか…」(寺尾教諭と親しい知人)