日付が変わっても夫は逮捕されていない謎

道警は24日、動物園内の旧東門に近い焼却炉がある建物や周辺で数十人の捜査員を動員して鑑識活動を行なった。地元記者が事件の経緯を話す。

「行方不明になっているのは30代の女性です。4月23日に知人から『3月下旬から連絡が取れなくなった』との相談が道警に寄せられ、道警は即日、夫である動物園職員の聴取に乗り出しました。

夫は『妻の遺体を焼却炉に遺棄して焼いた』と供述し、殺害もほのめかしているため、道警は女性が死亡している可能性が高いとみているようです。24日の昼前には供述の一部が報じられ、真っ白な鑑識服を着た捜査員が焼却炉周辺の鑑識活動をしました。

しかし焼却炉の中から遺体を見つけることはできず、日付が変わっても夫は逮捕されていません。重大犯罪を認める内容の供述が報じられているのにその後も長時間身柄拘束がされないのは異例の事態です」(地元記者)

北海道警察本部(撮影/集英社オンライン)
北海道警察本部(撮影/集英社オンライン)
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動物園を担当する旭川市の経済部幹部は24日夕、取材に対し、「昨日(23日)夕方、旭山動物園の方に道警から職員を任意聴取したいという連絡が入りました。本人がよいのなら、ということで(聴取を認めると)答えています。本人は動物園で勤務する市職員です。過去に問題行動の報告があったかはお答えできません。ただこれまで普通に仕事をこなしてきた職員です」と答えた。

問題の焼却炉は屋内に設置され、煙突だけが建物の屋根の上に出ている。人間の遺体を運び込むことが可能なのか、気になる管理状態や用途をたずねると、同幹部は「動物園内の動物が死んだときに、死因をさぐるため解剖した後の動物の死骸を焼却するためのものです。

動物が死んだときにしか使いません。また焼却を担当する職員が決まっているわけではなく、動物の解剖を行なった者、つまり獣医が主に使っています」と説明した。