38年間在留も永住許可まで2年かかる現実
──永住権を申請しようと思ったきっかけは?
在留カードの更新手続きは毎回大変ですし、永住権が取れたら今より不安なく働けるようになるだろうという思いはずっとありました。とはいえ、手続きが本当に億劫でこれまではずっと後回しにしてきたんです。でも結婚して9年目になりますし、「忙しい」を言い訳にはできないなと感じて。
──在留カードの更新よりも大変なんですか?
在留カードの更新以上に必要書類も多く、足を運ばなければならない役所も増えるんです。「この書類はどこに行ったらもらえるの?」というところから始まって、書類をそろえるだけでも1か月以上かかりましたし、そこまで準備しても申請が通るかどうかは最後までわかりません。
申請してからの審査も長くて、当初は「結果が出るまで1年くらい」と聞いていました。でも1年経っても連絡がなく、「通らなかったと受け止めるしかないかな」と思って入管に電話してみたら、「永住権を申し込む外国人がすごく多くて、遅れています」と説明されて。そこからさらに待つことになり、トータルで2年かかってようやく取得できました。
──そこまで大変な手続きですが、ブログでは専門家に頼まなかったと書かれていました。自分でやろうと思った理由は?
もともと、そういう性格なんです。仕事の現場にも、マネージャーやスタイリスト、ヘアメイクをつけずに一人で行くようにしているんですよ。全部人任せにしてしまうと、誰かが何かをしてくれたときのありがたみが薄れてしまうし、自分の言葉で経験を語れなくなる気がしていて。
今回の手続きも自分でやったからこそ、「こんなに大変な思いをして得た永住権なんだから、日本での生活をこれまで以上に大切にしよう」と思えるようになりました。
──現在、国籍はスウェーデンとのことですが、日本国籍についてはどう考えていらっしゃいますか。
まず、私の父はスウェーデン人で、母は日本の血筋ですが国籍はスウェーデンです。つまり、私はスウェーデン人同士の間に生まれたスウェーデン人なんです。
これまで日本人と2回結婚しましたが、「日本人と結婚すれば日本国籍になる」と思っている方もいて。でも日本人と結婚しても、自動的に日本国籍になるわけではありません。永住権の手続きだけでも相当パニックになりましたから、それ以上にハードルが高い日本国籍を取るのは、かなり難しいのかなと感じています。













