新聞や雑誌は贅沢品に? 正確な情報に価値

実は昨今、ニューヨーク・タイムズの発行部数は過去最高を更新したのである。

世の中にはフェイクニュースが多すぎるので、ファクトチェックがされている専門性の高い情報が求められているのだ。

基本的に新聞や雑誌などの紙媒体の情報は、ユーチューブやSNSに比べてファクトチェックがしっかりされている。紙媒体は一時期壊滅状態にあったが、電子版の普及もあり、アメリカでは今、その専門性や正確性が見直され始めているのだ。

もちろんデジタル化の波は進んでおり広告収入もデジタルのほうが高いが、今も紙媒体やその電子版を読んでいる層が一定数いることがデータからわかってきた。

その層とは、いわゆる富裕層である。お金持ちほど、新聞や雑誌などを読んでいる傾向があるのだ。デジタルは基本的に無料で読めてしまうので、新聞や雑誌は贅沢品になっているともいえる。お金をかけるから、正確で専門性の高い情報にアクセスできるのだ。

その流れを汲んで、それらの広告は、高級品を取り上げる戦略に変わってきている。

日本でも、無能はたいていユーチューブを観るだけで勉強した気になっている。ユーチューブは玉石混淆で、ゴミクズみたいな情報も多い。しかも情報が手元に残らず流れてしまうので、すぐ忘れてしまうし、知識が定着しにくい。

その点、新聞や雑誌、あるいは本は、必要なデータや情報をしっかり見ることができるので、理解度は断然高くなる。

そのことがわかっているから、富裕層はニューヨーク・タイムズに回帰しているのである。反対に言うと、質のいい情報をつかんでいる者が富裕層になれるとも言えるだろう。

富裕層が紙媒体に回帰(写真/shutterstock)
富裕層が紙媒体に回帰(写真/shutterstock)

日本人ならば、ニューヨーク・タイムズは3つの意味で読む意義がある。

1つ目は「英語学習になること」、2つ目は「日本に届かない海外の最新情報がわかること」、3つ目は「正確性と専門性が担保されていること」だ。

どうでもいいユーチューブで時間を溶かすくらいなら、今すぐニューヨーク・タイムズを読むべきである。