少女Yが撮影したラーメン動画をAさんが使用して…

前日の少年X(当時16歳の無職)と同様、Yの尋問も別室とオンラインで結ぶ「ビデオリンク方式」が採用された。Yの顔は裁判員、裁判官、検察官、弁護人の小型モニターだけに映し出され、内田被告や傍聴人からはその表情をうかがい知ることはできない。

旭川地裁(撮影/集英社オンライン)
旭川地裁(撮影/集英社オンライン)
すべての画像を見る

「Yは内田被告がラーメンをすすっている写真を撮って自らのSNSに掲載、それをAさんが無断でインスタグラムに転載していたことを知って内田被告に報告したことが、結果的に事件の起点になった。

内田被告はこの『無断引用』を悪用してAさんに因縁をつけ、50万円を脅し取ろうと画策。2024年4月18日夜、少年Xにヤクザを装わせて電話させAさんを留萌市内の道の駅に呼び出し、車に拉致監禁して旭川市内まで連れ回した。

この間、Yは内田被告やXとLINEで連絡を取り合い、19日午前1時過ぎに自宅近くで合流。帰宅したXと入れ替わるように、Aさんが店員に助けを求めて脱出を図ったコンビニに同行し、内田被告や小西優花受刑囚がAさんに暴行するのを目の当たりにした。

Yはこの後に解放され帰宅したが、コンビニでの出来事が怖くなってXに連絡。それを受けてXは前日の自身の証人尋問で話したように内田被告にLINE通話し、ビデオ通話で神居古潭地区での凄惨なリンチを目撃することになったのです」(社会部デスク)

内田被告(本人SNSより)
内田被告(本人SNSより)

この日の主尋問で検察官は、Yが撮影してインスタグラムに非公開設定で投稿した写真を、なぜAさんが無断で自身のインスタに投稿できたのか理由を尋ねた。

「Aさんは私のインスタの友達だったからです」

こう答えたYに、検察官は4月19日未明に内田被告やXらの“監禁グループ”に加わるようになった理由を質した。

「梨瑚さんから『(Aさんがあんたに)謝りたいから寝ないで待ってて』と言われたからです。内心、合流はしたくはなかったけど、後々面倒くさいことになったら嫌だなと思って断れなかった。梨瑚さんからしつこく連絡が来たりするんじゃないかなと思って。私はAさんに怒ってもいなかったし、直接謝って欲しいとも思っていませんでした」