県内なら通学できる?
読者の皆さんは、大学キャンパスそのものや大学名を冠にした駅・バス停など、日常生活で「大学」という存在に触れる機会はあるだろうか? 宮崎市の中心部で暮らしていれば、「大学」はかなり身近に存在している。
というのも、宮崎県にある7大学のうち、6大学が宮崎市に位置しているからである。残りは延岡市に1大学、都城市に私立大学の一部学部が位置している。つまり、宮崎市を一歩出ると、「大学」という存在は遠くなる。当然、大学生に出会う機会も少なくなるだろう。
とはいえ、同じ県内に大学があるのだから、通学という選択肢もある。ここで宮崎市の大学の中でも(ありがたいことに)アクセスの良い筆者が勤める宮崎公立大学で、通学シミュレーションをしてみよう。
宮崎公立大学は、宮崎市の中心部に位置し、宮崎駅から徒歩20分強の距離にある。始業時刻が8時50分なので、その時間に間に合うためには、8時30分頃までには宮崎駅へ到着している必要がある。
そこで、宮崎県の各市町村の中心駅をそれぞれ何時に出発すればよいのかを表4にまとめた。駅がない町村は役場を出発地にしている。「中心駅・役場」に「○」がついているのは、電車がない、あるいは電車より所要時間が短い路線バスを用いており、宮崎公立大学へ直接着くよう設定している。
表4からわかるように、宮崎県内であっても、始業時刻に間に合わない町村は少なくない。また、時間上は通学が可能であっても、6時半以前に電車へ乗らなければならない市町も複数存在しており、「早起き」の意思がかなり必要になるだろう。
さらに言えば、この表は市町村の中心駅や役場を出発点にしており、そこへたどり着くまでに時間を要する場所に住んでいれば、通学はさらにハードなものになる。実際、宮崎県出身であっても、「一人暮らし」を選択する宮崎公立大学生は珍しくない。













