大学へ進学した「大人」は身近な存在か
宮崎県内においてそもそも、身近に大学へ通っていた「大人」がいるかどうかは、市町村によって大きく異なっている。2020年の国勢調査において、20歳以上の人々のうち、男性の最終卒業学校が「大学」である割合(大卒割合)が高い市町村、低い市町村をそれぞれ五つずつ示したものが表1・2である*1。
県庁所在地のある宮崎市の男性の大卒割合は、他市町村と比べ10ポイント以上高い。女性は、大卒割合が男性に比べ半数未満の13.3%となり、そのかわりに「短大・高専」卒の割合が高くなる*2。
宮崎市に限って言えば、男女ともに全国平均(表3)と類似している。宮崎市に次ぐ人口数の都城市、延岡市は、男性の大卒割合が20%、女性の大卒割合が10%を下回る。宮崎県の中でも大卒割合の少ない地域に目を向けると、大卒男性が10%前後、大卒女性が5%未満となっている。
こうしてみると、宮崎県は最終卒業学校が「高校」の人々が過半数であり、大卒割合の最も多い宮崎市であっても「大卒が当たり前」ではないことがわかる。特に、町村で「大卒女性」と出会うことは少ないだろうし、そもそも「大学生」と出会うこともレアイベントなのである*3。













