「加害者と被害者が一緒にイベントに来てるのを見た」と言っている人が…
被害者のAさんが事件直前に訪れていたイベント会場のディスコ関係者は、こう語った。
「いや、もうあれからは警察もこないし、店で話題にする人もほとんどいなくなりましたね。被害者がうちのイベントに立ち寄った後に殺されたということもあって、当初はいろいろな方が話題にしてましたけどね。私も事件直後は警察が家にまで来て、それで事件を知って最初は何がなんやらわからなかったって記憶があります。もうすぐまた大きなイベントをやるんですが、何か起きなければいいのですが……。一回あんなことがあると不安は不安ですよね」
Aさんは事件直前のイベントの模様を記録した映像にも、その姿が映り込んでいた。そのモニター画面を見ながら、関係者が続けた。
「これは被害者が亡くなる前に来ていたイベントの映像です。被害者が亡くなったあと、精神的にまいってしばらくイベントに来れなかった人もいたんですが、その方もようやくこの間顔を出してくれました」
事件現場のホテルに近い、すすきのの飲食店経営者もこう振り返った。
「当時はいろいろとすごかったですね。俺の知り合いのDJもいつもちょっと奇抜な黒い服を着ていて、防犯カメラの容疑者っぽいからと容疑者扱いで取り調べを受けたことがあったりして、みんなであの事件を話題にしてましたもんね。今は誰も話をしなくなりましたが。
被害者の話は事件後も本当によく聞きましたが、田村瑠奈容疑者については事件後も目撃話はほとんど聞きませんでした。ただ、DJやってる連中の中には『加害者と被害者が一緒にイベントに来てるのを見た』と言っている人はいました。『K』というクラブの閉店イベントのことだと思います」
鑑定留置が解けるのは来年2月末。凍れた北の大地に再び春が訪れるころには、初公判が開かれるのだろうか。
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取材・文/集英社オンライン編集部ニュース班