“キャラ強め”の原体験、名作『ごくせん』の沢田慎役にあり

時系列で彼が演じた“キャラ強め”の役を辿ってみよう。

まずは2002年放送の『ごくせん』での沢田慎役。それまでグループ内では年齢が一番下で甘えっ子イメージだった松潤。この役を演じるためのロン毛金メッシュとなり、不良の俺様キャラを演じていた。
それもただの不良ではなく、お家柄のいいお坊っちゃまで、クールで頭脳明晰、成績優秀でスポーツ万能。教師からすると一番手強いタイプだ。私はこの沢田慎役がこれから綴っていく、松潤にハマる“キャラ強め”役の原体験だと思っている。

不良役で机を蹴り飛ばしていた翌年、松潤はペットになった。

世の独身女性が夢中になって見ていた『きみはペット』(TBS系列・2003年)の合田武志(愛称・モモ)役だ。今回は愛想もある、ふわくしゃパーマのダンサー役。金はなくとも、造形美を持ち、エリート女性のペットとなって生活をしているという設定だった。ただのヒモというわけではなく、飼い主を納得させる優しさと信念を持ち合わせたモモ。

この作品は後に他俳優陣で再ドラマ化されたけれど、松潤の完璧なペットぶりには敵わなかった。ドラマの内容も原作漫画も面白すぎて、私はいまだに雨の日になると自宅マンションの前にモモが落ちていないかと、段ボールを探してしまう(第一話より)。

そして嵐ブレイクのきっかけにもなった『花より男子』(TBS系列・2005年)の道明寺司役。財閥の御曹司で、究極の王様キャラなのに天然男子というインパクトのある役柄は、本当によく似合っていた。
前出のモモ同様、ふわくしゃパーマだったことも印象的。モモは原作で実家が金持ちであることは隠していた。もし隠さずに堂々とブルジョアらしく育ったら、道明寺みたいになるのだろうかというのは、あくまでも個人的な妄想だ。