5年連続受賞で「殿堂入り」の木村拓哉

「ベストジーニスト」メインの一般選出男性部門では1994年から5年連続で木村拓哉が受賞。あまりに強すぎる状況に主催者側も「殿堂入り」を使うしかなかった。

木村拓哉の消えた1999年からは芸能界きってのジーンズ好き草彅剛がこれまた5年連続受賞し殿堂入り。その後は連続ではないが累計5回受賞となった浜崎あゆみ、5年連続の亀梨和也、倖田來未、2011年に3回入賞で殿堂入りするというルールに緩和されてからは、相葉雅紀、藤ヶ谷太輔、ローラ、菜々緒、中島裕翔が、それぞれ殿堂入りしている。

それに倣って「殿堂入り」を効果的に使った例として吉本の「男前ランキング」がある。

2000年に始まったこの賞は、3年連続受賞を殿堂入りとして扱っており、田村亮(ロンドンブーツ1号2号)、徳井義実(チュートリアル)、井上聡(次長課長)、藤原一裕(ライセンス)、綾部祐二(ピース)と嘘のように全員3年連続受賞。

さらにはその裏返しの「ブサイクランキング」もほんこん(130R)、岩尾望(フットボールアワー)、山里亮太(南海キャンディーズ)、家城啓之(カリカ)、井上裕介(NON STYLE)とこれも全員3年連続受賞。

強すぎる者は嫌われる!? ベストジーニストや大食い女王にも捧げられた「殿堂入り」という最終手段_1
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キムタクの上を行く? 15年連続1位の有名人夫婦

『an・an』の「抱かれたい男ランキング」なんかもそうだったが、一般投票で決まるものは何となく前年踏襲になりがちで、黙っていると毎年変わらない結果になってしまうのかもしれない。

その最も顕著な例が明治安田生命の毎年恒例で募集している「理想の有名人夫婦」だ。

なんと2020年まで15年連続で三浦友和・山口百恵夫妻が1位であった。そして驚いたのはここで主催者側が同夫妻を殿堂入りとしたことである。

15年はあまりに長いし、ここまできたらどこまで連続記録を伸ばせたのかの方が興味深くなってしまっている。

上記の「ベストジーニスト」や吉本「男前ランキング」だけでなく、「好きなアナウンサー」なども短いスパンで殿堂入りさせていたのだから、もっと早く殿堂入りさせることはできただろう。

ちなみに三浦夫妻が殿堂入り後初の調査となった2021年は前年2位だったヒロミ・松本伊代夫妻が受賞した。