ワイン酵母仕込みで酸味と甘みの二重奏
陸奥八仙 V1116
(青森県・八戸酒造、¥1,815円)
「八仙」と大きく描かれたラベルが居酒屋や日本酒バルでお馴染みの八戸酒造の「陸奥八仙」。「V1116」は芳醇旨口のよさはそのままに、白ワインさながらのすっきりとした酸が感じられ、小春日和にぴったり。
「日本酒を造るときは通常、清酒酵母を使うんですが、こちらはデンマーク産のワイン酵母を使っているんです。芳醇でまろやかな味で、口に含んだときの香りが上品。キリッと冷やしてワイングラスで飲んでみると香りが立ち、このお酒の持ち味がさらに引き出されます」
食欲の秋、和食に合う万能食中酒
忍者 純米吟醸無濾過生原酒 吟吹雪
(滋賀県・瀬古酒造、¥1,815)
吟吹雪とは、滋賀県内で多く栽培されている酒米だ。その旨味や味のふくらみを活かした吟醸酒はどんな料理にも合わせやすく、冷蔵庫にあれば重宝すること間違いなし。
「和食、特に醤油との相性が抜群です。肩肘張らずに肉じゃがや魚の煮つけなどいつもの食卓で飲んでほしい一本。日本酒を造る工程で通常行われる濾過や加水をしない素のままのお酒で、アルコール度数も16%と飲みごたえあり。同じ銘柄で酒米が五百万石のバージョンも、スリムでシュッと引き締まった味わいです」